葉加瀬太郎 - Classical Tuning | あれこれ何とか好奇心

葉加瀬太郎 - Classical Tuning

Classical Tuning/葉加瀬太郎
¥3,150
Amazon.co.jp

今月に出た葉加瀬太郎さんの新譜、「Classical Tuning」をようやく聴きだしているところです。最近ライブがご無沙汰なんだけど、来月は葉加瀬さんのコンサートに行くから予習も兼ねて、楽しんで聴いています。


Amazonで試聴もできますので、ぜひクリックしてみてください。


曲目

1. サムシング・イン・ザ・ウインド/ Something In The Wind
2. 春をどうぞ/ I Give You Spring
3. 前奏曲とアレグロ/ Praeludium and Allegro
4. タイースの瞑想曲/ Meditation from Opera“Thais”
5. ネバー・ギブ・アップ !! / NEVER GIVE UP !!
6. 栄光への道/ ROAD TO GLORY~ Inspired by Elger Edward
7. オープン・アームス/ Open Arms~ Respect to JOURNEY
8. あの頃の午後五時/ Early Evening 5 O'clock
9. エイジアン・フロウ/ ASIAN FLOW
10. チュニジアン・サンセット/ TUNISIAN SUNSET
11. ふたりのクロスロード / The Crossroad Of Harmony
12. 見上げてごらん夜の星を/ Look Up At The Dark Night Sky~ Respect to Kyu Sakamato


1曲目の「Something In The Wind」はエレクトロな感じもするポップな曲です。情熱大陸ライブでも演奏していました。夕方のニュース番組のオープニング曲になっていますね。こっちでは毎日放送だからTBSのニュースになるのかな?一度聴いたら忘れられない曲調です。


NEVER GIVE UP !! 」はなかなかテンポが急速に速い曲です。こちらの曲も単純に聴いて楽しめます。KOSEのCM曲とは知らなかったです。まるで救急車が急いでやってくるような疾走感があります。バックのピアノ演奏も弾けていて聴きごたえはバッチシです。


ROAD TO GLORY」はちょっと重々しいながらもエレクトロな音をうまく融合させて躍動感を表しています。サビ部分が壮大で爽やかです。緩急ついた曲のテンポも良いです。


Open Arms」は文字通り、あのJOURNEY(ジャーニー)の曲のカバーです。非常にクラシカルなカバーですけど、原曲も知っている私は是非この演奏はコンサートで見てみたいなあって思わせます。荘厳ながらなかなかオリジナルの特徴もうまく残しています。


ASIAN FLOW」は和というかアジア感が全面に押し出されている1曲です。バイオリンの音色と尺八の音らしき音がうまくミックスされています。バイオリンの音色も非常に「和」の要素が強く聴こえます。バイオリンの音での表現力の広さを深く思わされる曲です。


TUNISIAN SUNSET」は本当に夕闇に似合っている曲だなって思います。曲のテンポも優雅で非常に味わいがあります。ミドルテンポになっていく件もなかなか良いです。雰囲気は欧州の哀愁って感じですかね。ギターの演奏も魅力的です。


The Crossroad Of Harmony」はアイリッシュ・トラッド感が溢れる曲です。こういう曲好きです。この曲はクラシカルというよりは非常にポップな感じです。楽しげな演奏風景が浮かんできます。非常にコミカルな感じもしますね。リラックスした一曲です。


Look Up At The Dark Night Sky」は、坂本九さんの「見上げてごらん夜の星を」のカバーですね。原曲はとても有名な曲ですけど、バイオリンの音色で聴くとまた新鮮です。バイオリンの音色はこの曲では非常に力強いです。シンプルなバックと相まって、非常に葉加瀬さんの演奏の個性がうまく浮き出ていると思います。


題名にある通り、全般的にクラシカルな感じの曲が多いですけど、葉加瀬さんらしいポップなスパイスが入った非常にまとまりの良いアルバムになっています。バイオリンの音色が大好きな私は勿論満足な出来です。


非常に曲のバリエーションも多いアルバムなので、葉加瀬さん入門編にも良いと思います。お勧めします!