Beck(ベック) - Modern Guilt | あれこれ何とか好奇心

Beck(ベック) - Modern Guilt

いっぱいマイナーなものからメジャーなものまで、新譜が手元に貯まっているのですけど、今回はその中からひとつ感想を書きます。


今月日本盤が発売になりましたが、輸入盤で既に聴いていた人も多いと思いますのでちょっと恐縮ですけど、今回はメジャーな路線で、Beck(ベック)の2年ぶりの8作目の新作アルバム、「Modern Guilt」を取り上げます。


(曲目)

1. Orphans (→PV動画 )
2. Gamma Ray (→PV動画
3. Chemtrails (→PV動画
4. Modern Guilt
5. Youthless
6. Walls
7. Replica
8. Soul Of A Man
9. Profanity Prayers
10. Volcano


最初の「Orphans」、「Gamma Ray」から印象的なメロディーラインが光ります。この辺りは非常に耳当たりの良い感触があります。


Chemtrails」はちょっと外の世界に開かれたような開放感があります。音に奥行きを感じる曲で、メロディーもとても良いです。なんとなくスローなメロディーに堕ちながらもサビの部分が流れるように進んで行って美しいトラックです。この曲、大好きです。


Modern Guilt」はちょっと軽快な感じ。サビもさりげなく印象的な曲、「Youthless」はダンサブルで、Beckの落ち着いたボーカルに乗って体が動きそうです。


Walls」は前奏が印象的。この曲もサビもくっきりとした曲。この曲もアルバムの中ではなかなか好みの曲です。


Replica」は多少せわしないメロディーラインに乗りつつ、全体の流れが非常に良い曲です。非常にビート感がより強いですね。あまりキャッチーじゃないけど、思わず聴き込んでしまう曲です。特にバックの音が耳に新鮮です。


Soul Of A Man」はちょっとハードな曲。フックが効いている曲です。「Profanity Prayers」はスピード感にあふれています。ちょっと他の曲と毛色が変わってロック感が強くスピード感も心地良い曲です。


締めの「Volcano」はスローなバラードっぽい曲。ここまでのいろんな傾向の曲群を占めるのにふさわしい曲。


ちょっと全体的にダークと言うかミニマルで、かつ渋い感じがありますが、非常に引き締まったビートとシンプルでメロディーの良い曲が並んでいます。全体のアルバムの演奏時間も35分ぐらいなので、コンパクトで良いです。何度も聴き返したくなります。


Beckは前作も良作だったけど、今回のアルバムはなかなか飽きがこなくてとてもスルメ感がある良いアルバムだと思います。Beckの作品は今までレビューしたことがなかったですけど、今回のは思わず感想を書きました。


非常に良作なので是非聴いてみてください!


Myspaceで「Orphans」、「Gamma Ray」、「Chemtrails」が 聴けますので是非試聴の方も是非ですー!



http://www.myspace.com/beck (←クリック)


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